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diary

エモい=えもいわれぬ?言葉の面白さ

こんにちは!
完全個別指導Good成岩校の田中です。
先日、生徒たちと中秋の名月を眺めていたら、
「なんかこの感じエモいっすねぇ~」と呟いた子がいました。
「エモい」という言葉が使われ始めてから久しいですが、
この「エモい」という言葉はどこからきたのでしょう?
一般的に「エモい」はemotional(感情的)と言われているようですが…
ちょっと待てよ…感情的であるなら「怒り」や「悲しみ」など
さまざまな感情が含まれることになってしまうじゃあないか。。。
しかしながら私たちが「エモい」という言葉を使うとき、
そういった激しい感情というよりも「切なさ」や「郷愁的な」や「儚さ」という
センチメンタルやノスタルジックな感情に限定して使用しているように感じます。
そして、そういった感情の時、昔の人は「えも言われぬ」と表現していた…
エモい」の「エモ」は、むしろこの「えも言われぬ」からきているのではないでしょうか。
※言葉の成り立ちの面白さは中1の「ダイコンは大きな根」でも触れています。

翻って、塾でしばしば「分からないを分かるに変えよう」という言葉を使います。
この「分かる」という単語、その語源をたどると、
「分く」(ばらばらにして理解する)+「ある」(存在)という複合語なんです。
つまり、これを勉強に置き換えてみると、
学習する内容をバラバラに分解し、それぞれをきちんと理解して頭に存在させる、
要するに形式的に丸暗記するのではなく、
きちんと整理して理解し、頭の中に保存することが「分かる」ということなんだと分かります笑
〔たとえば、私は平方根とは平方(二乗・面)+根(土台・性質・起こる元)だよ、と教えたりします〕
そう考えると「解ける」→「分かる」→「教える」の図式の順序は頷けますね。

みなさんも勉強するとき、丸暗記も時には必要ですが、
ぜひ「言葉の本当の意味」について、思いを巡らせてみてください。
イヤだった勉強が、「へぇ~面白いじゃん」ってなるかもしれませんね。

田中俊晃先生

この記事を書いた人

田中俊晃先生

成岩小、成岩中を卒業し、地元半田から次世代を育成することで故郷に恩返しをしたいと考え、塾講師に転職。その明るさと話しかけやすい雰囲気・教室づくりで、生徒・保護者からの相談や質問が絶えない。成績アップの向こう側にある人間力の育成をモットーに生徒・保護者に寄り添う。デザイナー兼イラストレーターの経験を持ち、Good・EISUの広報を担当している。好きなアーティストはミュシャやクリムトなど。 ▶この講師のブログへ

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