2025.01.14
がんばれ受験生!すべては実になる!
こんにちは。
Good成岩校の田中です!
いよいよ中学生も高校生も受験が近づいてきていますね。
刻一刻と迫る試験日に備えて、
多くの受験生が知識を蓄えていることでしょう。
今日は私の受験とその後のエピソードを踏まえた
お話をしたいと思います。
高校受験を控えた中学3年生の私は、
毎日のように塾に通い、もしくは家で机に向かって
少しでも多くの知識を頭に入れようと必死になっていました。
しかし、焦れば焦るほど、入れた知識は定着せず抜けていき、
すぐに忘れていってしまう…
「こんなこと繰り返しても意味ないんじゃないか」
「もっと早くからやっておけば、こんな思いせずに済んだかもしれない」
「そうはいっても何もしないのもモヤモヤする」
そんなことを思いながら葛藤を繰り返していました。
引っ込み思案だった私は、そのジレンマを誰かに相談できるわけもなく、
沸々とこみあげる怒りにも似た思春期の衝動を
家族や友達に強く当たることでしか表現できませんでした。
…そして迎えた入試の日…
緊張もあり、思った通りの結果は出せませんでした。
進学先は第二志望の高校。
仲が良かった友達も同じ道をたどったこともあり、
後悔もなく、自分でも驚くほどすんなりと現実を受け入れました。
そして月日は流れ、高校生活を送る日々。
新しい友達もでき、新しい環境にも慣れていった頃、
ふと気づいたんです。
高校入試で得た知識が高校の勉強に役立っている…。
とくに深く理解しようと、堀り進めていった知識は
「そういうことだったのか」という新たな気付きをもたらしてくれました。
そうするとあんなに苦痛や葛藤を与えた勉強が、
鉱物の採掘作業のように少しずつキラリと光りはじめる感覚があったのです。
それからは得意科目ができ、深く考察する癖が出来ていきました。
古文や漢文の授業では、教科書の文章をもとにマンガを作ってみたり、
生物の循環や免疫の様子を擬人化したイラストにしてみたり、
世界史の流れをドラマ化するならどの俳優に配役するかなどを想像しながら、
中学までの基礎知識をベースにして
高校の発展した知識を楽しみながら得ることができました。
みなさん、勉強は苦痛なだけで将来役に立たないと感じている人もいるでしょう。
それは間違いです。
これは塾講師だから言うという言葉ではありません。
知識は自分自身の血肉となり、いつか必ず自分自身の人生に返ってきます。
苦しんだ時間も、その先に待っている未来でどこでどう役に立つか分かりません。
ありきたりな言葉ですが、「無駄なことなど一つもない」のです。
必死に勉強に没頭した時間も、罪悪感とともにサボってしまった時間も、
結果が出ずに悔しい思いをした時間も、途方に暮れて見上げてしまった時間も、
すべてはいつか自分に返ってきます。
アップルの創設者、スティーブジョブズは
スタンフォード大学の卒業式でこう述べました。
「我々はいまやっていることがいずれ人生のどこかでつながって
実を結ぶだろうと信じるしかない。
運命、カルマ…、何にせよ我々は何かを信じないとやっていけないのです。
私はこのやり方で後悔したことはありません。
将来をあらかじめ見据えて、点と点をつなぎあわせることなどできません。
できるのは、後からつなぎ合わせることだけです。」
有名な「コネクティングザドッツ」のお話ですね。
もちろん、日本語ではなく英語でのスピーチですよw
受験生のみなさん、
今の時間も経験も知識も、全てがみなさんの人生の「点」です。
その点をより多く、より濃いものにしていってください。
がんばれ受験生!
この記事を書いた人
田中俊晃先生
成岩小、成岩中を卒業し、地元半田から次世代を育成することで故郷に恩返しをしたいと考え指導にあたる。気さくで話しかけやすい雰囲気・教室づくりで、生徒・保護者からの相談や質問が絶えない。成績アップの向こう側にある人間力の育成をモットーに生徒に寄り添う。デザイナー兼イラストレーターの経験を持ち、Good・EISUの広報を担当。好きなアーティストはミュシャやクリムトなど。
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