2022.11.15
「愉悦感」を鍛えよう
みなさん、元気ですか?
完全個別指導Good成岩校の田中です。
もうすぐ期末テストですね!
「まあ、余裕っしょ」「準備万端だ」「分からんとこが多くてヤバイ」…
いろんなことを考えてしまいますよね?
テストのこともそうですが、今日は僕の考える
「生きていくのに必要な力」について少し話していきたいと思います。
「カクテルパーティー効果」について
突然ですがみなさんは「カクテルパーティー効果」という言葉を知っていますか?
例えば、好きなアイドルや曲名や振り付け、歌詞やメンバーの名前だったり、
興味のあるゲームのマップや技の名前、配点やキャラ名は、
すぐに覚えてしまうのに、全く興味のないことは頭に残らないどころか、
耳にさえ入ってこないということは、誰しも経験があると思います。
これが「カクテルパーティー効果」です。
正式には、カクテルパーティーのような、たくさんの人がそれぞれに雑談しているなかでも、
自分が興味のある人の会話、自分の名前などは、自然と聞き取ることができる。
このように、人間は音を処理して必要な情報だけを再構築していると考えられる、という学説です。
かつてのローマ皇帝ユリウス=カエサルが言った
「人は見たいものしか見ない」という言葉にも通じるところがありますね。
「want to」マインドに切り替える
もう気付いたかもしれないですが、この「カクテルパーティー効果」を逆手に取れば、
勉強も、仕事も、興味や関心さえ持てれば、暗記とか勉強が効率よく行える、ということです。
やらなきゃいけない「have to」を、やりたい「want to」に昇華させるんですね。
そうはいっても、それが一番難しいのはわかっていますよ。。。
なので、ここで登場するのが、「愉悦感」を鍛えることです。
愉悦は読んで字のごとく、愉しいこと、悦ばしいこと。
(楽≠愉なので注意!)
それをいかに多く感じていけるか、という感覚を指します(造語)。
日常生活で「へぇ~面白い」「なるほどね~」となることって、よくあったりしませんか?
それは興味の種、すなわち愉しさの兆しなんだと思います。
何気ない日常の中で、その兆しをたくさん感じて、自分なりに考え、
解釈して腑に落とすことの積み重ねが、「want to」であふれた毎日に変えてくれるんじゃないかな?
ただ、これは好奇心やポジティブシンキングと同様、すぐに身につくというものではないので、
日頃から慣れていく必要があると思います。
すべてのことに「へぇ~」と関心を寄せていると、結局何もできなくなってしまうので、
僕の場合は「かっこいい」↔「ださい」、「おもしろい」↔「つまらん」に分けて判断しています。
まとめ
長くなってしまいましたが、
要するに、僕が思う「生きていくのに必要な力」は、
「どんなつらい状況や苦しい状況でも、愉しさを見出せる力」であり、
「努力を努力と感じない力」だと感じています。
僕の高校の時の恩師が「第三者になるな」ということを度々口にしていました。
もちろん、物事を冷静に客観的に俯瞰で見る視点は重要ですが、
それでは人生つまらないですよね。
基本は自分の人生、主体的に考え、動いてこそ、愉しくなると思います。
だから、勉強がつらいと感じている、仕事がつらいと感じている、
「何でこんなことしなければいけないんだ」と考えている人は、
一度立ち止まって、見方を変えてみて、その中の小さな興味の種を探してみてください。
少し世界の色が違ってみえるかも。
知らんけどw
この記事を書いた人
田中俊晃先生
成岩小、成岩中を卒業し、地元半田から次世代を育成することで故郷に恩返しをしたいと考え指導にあたる。気さくで話しかけやすい雰囲気・教室づくりで、生徒・保護者からの相談や質問が絶えない。成績アップの向こう側にある人間力の育成をモットーに生徒に寄り添う。デザイナー兼イラストレーターの経験を持ち、Good・EISUの広報を担当。好きなアーティストはミュシャやクリムトなど。
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